社長ブログ

「働き方と生き方の戦略」の巻

都会から地方へ移住する人が増えているという話しをよく聞きます。何故移住しようと考えるのか?気になりますよね。
私は岡山県倉敷市に住んでいますが、都会に比べれば家賃は安く、車で20分も走れば自然豊かな山だらけで、楽しく暮らせています。

倉敷美観地区

しかしながら、飛行機や新幹線を使い、月に2〜3回程度は仕事で東京へ移動するので、往復の交通費、宿泊費、移動時間など諸々を考えれば「都内に住んでも良いのでは?」と、考えることが増えています。
遠い昔、30年程前の学生時代の話しですが、東京の多摩市唐木田駅近くに住んでいたことがあります。
当時、都内の世田谷区等々力にある学校まで片道軽く電車と徒歩で約1.5時間、往復3時間程度かけて通っていました。唐木田での家賃は約42,000円で、車の駐車場は約4,000円ぐらいでした。
そんな唐木田での生活は、いろいろな意味でロスが多すぎました。満員電車の中、学校につくまで立ちっぱなし、朝から疲労困ぱいで、「往復3時間の通学にかける時間が無かったら?」と、電車の中で時間の無駄についてよく考えていました。モチベーションは日に日に下がり、学校へ行くのを辞めようかな?とも考えることも何度もありました。
若いながらに諸々と考えた挙句「時間こそが最重要」「往復3時間の無駄を削除しよう」と、細かいことは考えず、住みはじめて3ヶ月目で都内の駒沢大学駅近くに引っ越しをしました。
引っ越した先の家賃は79,000円、駐車場81,000円と唐木田での生活に比べ何倍もコストが跳ね上がりましたが、1ヶ月の交通費は定期代含めて約20,000円程のコストが削減できました。それ以外の金銭的なコストに関しては大きく変わることはありませんでした。

世田谷

都会で住むのですから金銭的なコストが高くなるのは当然のことですが、意外に都会の暮らしは想像以上にコスパがよかったことに、偶然たまたま、住み始めて気付く訳です。
都会には時間を最大限に活用する選択肢や手段がいくらでもあります。コインランドリーに行く時間、アルバイトに行く時間、コンビニに行く時間、ご飯を食べに行く時間、友人と遊ぶ時間、あげればキリがありません。引越したことで、アルバイトで働く時間も2倍に増え、時給も2倍に増え、バイトの稼ぎは月額5万円が4倍の約20万円程にもなりました。
引っ越す前に比べて収入が増えたからとはいえ、1ヶ月のバイト代の残金が手元に残ることはありませんでしたが、カツカツで金銭をやりくりしたり、バイトで働くことの充実感や、バイト先のスタッフと楽しく働けることに満足していました。
今思い返せば、無駄な時間とストレスは引っ越し前の半分くらいまでは減っていたと思います。これは、弊社が現在取り組んでいるエンゲージメントスコア向上に例えるならば、自分の「やる気&モチベーション」は引っ越し前の30点から引越し後は60点程度にレベルアップしていたと思うのです。

横浜

今回のテーマ「何故移住しようと考えるのか?」について、私なりの見解ですが、人や企業がコロナ禍での生活や仕事の経験をし、閉塞感や社会不安など、ネガティブ思考になる人や企業が増えたと思います。その様な時々、都会から地方への移住を検討することで、モチベーションの向上と共に、企業力のアップを考えるケースが増えているのでは?と考える訳です。
我が社が取り組むエンゲージメントの向上とは、学生であれ社会人であれ企業であれ「働き方」と「生き方」を戦略的に考え、答えを導き出すことなのだと思うのです。
残りの人生、新横浜駅周辺に住むのも良いな〜と戦略的に考えている私ですが、嫁は都会が大嫌いなので一生住むことはないのだろうと思う今日この頃です(笑)

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP